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3月9日(金)長いものには巻かれろ! 〜デイヴィッド・R・エリス「スネーク・フライト」 (2006年)
今回は直球で行きます。
どんな映画か、まずはそこからご説明。
はじまりは、ハワイ。
山道をバイクで飛ばしていた青年が、偶然、マフィアの殺人現場を目撃。
彼は証言を求められ、FBIの捜査官に護衛されて、空路、LAに向かいます。
そうはさせじと、マフィアは、青年殺害のため、数千匹の毒ヘビを機内に放ちます。
大量のヘビと、捜査官(サミュエル・L・ジャクソン)たちとの戦いが勃発!
いやー、なんでこんなに興奮するんでしょうか、この映画。
密閉空間+空中飛行+恐怖生物+大量発生+高速移動、と、シチュエーションとしては怖くなる要素をムダにたくさん含んでおきながら、ドキッとする場面は2、3箇所。
いや、怖いっちゃあ怖いんですよ。
頭から丸呑みにされたりしますし。
のど笛に食いついてきますし。
狭い隙間から這い出てきますし。
ただ、死体がごろごろ転がっていても、どうも、ふざけ半分な感じ。
もちろん、こうした映画の場合、一生懸命、本気でふざけることこそがマジメな態度なのだと思います。
飛行機にはよく、非常時に自動的に頭の上からおりてくる酸素マスクが備え付けられていますが、そのマスクと一緒に、機内にいっせいにヘビが降り注いでくるところなど、
「そうこなくっちゃ!」
と思わず拍手喝采したくなるほどです。
(誰に? ヘビに?)
そういう「お約束」な映画ですから、パイロットが無事でいられるはずはありません。
副操縦士ともどもヘビの襲撃を受けて、ダウン。
機内にはヘビがウヨウヨ、飛行機は墜落しかかってフラフラ。
とまあ、こういう具合になります。
いかにもB級映画らしい、痛快な(安易な?)解決方法でもってヘビは退治され、飛行機は無事に着陸してしまうわけですが。
そこで「ありえねぇ!」と激怒するようなひとは、きっとこの作品に向いてなかったひとです。
ごめんなさいね。
そもそも、ヘビが飛行機にウヨウヨする映画に、人生の教訓やなにかを求めてはいけません。
ただし、1時間半のヒマつぶしとしては、まずこれ以上のものを望んでは、バチがあたるといえましょう。
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